前職は医療機器販売会社で営業をしていました。社員数300名以上と規模が大きく意見が届きにくかったことと、体力的にきつくなってきたことから退社しました。

アルバイトをしながら仕事を探していたのですが、転職サイトで希望条件を入力して検索するたびに、当社が出てきたんです。「これは一回話を聞かないと」と思い、応募しました。

社長との面接では出身大学が同じなど共通点が多く、話が盛り上がりました。当時は女性作業員のビジョンがまだ確立していない状態だったので、パイオニアとして活躍できたらという話にもなりました。

社長の人柄が良く話しやすかったことと、希望条件をクリアしていたことから、入社を決めました。

父が電気関係の仕事をしていたので、仕事に対する抵抗や拒否反応はありませんでしたね。まだ20代で「何でもできるんちゃうかな」という気持ちもあったので、前職とは全く違う仕事をするということにも不安はなかったです。

建物の消防設備のメンテナンスは、住民の方の命を守る仕事だと思っています。

具体的な仕事内容は、建物についている消火器、誘導灯、スプリンクラーなどの消防設備の保守点検です。

ちゃんと動くべきものが動くか、あるべきものがあるかを消防法に則ってチェックし、結果を依頼主である管理会社様やオーナー様に書類などで報告します。必要があれば改修も行いますし、足りない部分があれば営業スタッフに提案することもあります。

メンバーは30代から50代までの男性4名、女性1名。仕事の話はもちろん、プライベートな話など、色々な話のできる雰囲気です。一緒にキャンプに行くこともあるんですよ。今は女性1人ですが、女性の方でもやる気と向上心さえあれば、周りがサポートしてくれる環境です。

入社して1年ほどは、現場の状態が全く分かりませんでした。ガムシャラに仕事に取り組んでいたとき、仲のいい上司と2人で点検を行う機会がありました。

2人でするには時間もタイトでやることの多い現場だったのですが、意思疎通がとれ、物事の背景をすべて理解できた状態で点検を終えることができたとき、「これが達成感か！」と感じました。

それまでの1年間で積み重ねてきたものの芽が少しだけ出たのかなと思いますし、日々の努力が無駄じゃなかったんだと実感しました。その日を境に、ポジティブな発言が増えたようにも思います。

今までは誰かの指示の下で動いていたのですが、最近は自分が指示をだす立場になってきたので、マネジメント系の意識を持つことが大変です。

今後は、女性が長く勤めていける基盤を作り、確立していきたいと考えています。メンテナンスの女性スタッフはまだまだ増えると思いますので、そのキッカケ作りができればいいですね。

自分で意思表示をしていくことで、会社の方針につながっていくこともあるんですよ。

例えば、消防設備部では事務作業も多くあります。現場スタッフだけですべてを行うことが難しいため、事務作業を専門にしてもらう事務スタッフに来てもらい、6人体制のチームで仕事をしていきたいと会社に伝えました。会社も理解してくれて、今は日々模索しながら体制を整えています。

みんなで「これはいいよね」「これはだめだよね」と相談できる関係性があり、会社もそれを認めてカタチにしてくれる風通しの良さや柔軟さあるところが、当社のいいところだと思います。

私たちの仕事は保守点検業務なので、仕事に対して丁寧に真摯に向き合える方に来ていただければと思います。

住民の方と接したり、業務提携先の会社の方たちと話す機会もあります。関係性を築くためには、明るい方がポジティブにとらえてもらえるかなと思いますので、明るさも大事かなと思います。

女性の方でも男性の方でも、やってみたいという意思はすごく尊重しますし、やってみなければ分からない部分もいっぱいあると思います。道は一つだけではなく、自分で作っていくこともできますので、一緒に作っていきましょう。

私にできることは全力でしますので、何でも言ってください。真摯に向き合います。手を取り合って切磋琢磨していければいいなと思っています。

自分らしく働きながら、人間的にも一緒に成長していける仲間をお待ちしています！